六本木ヒルズのエレベーター、中越地震でワイヤ切断

昨年10月の新潟県中越地震の際、東京都港区の六本木ヒルズ森タワー(高さ238メートル、地上54階、地下6階)で、エレベーターの鋼鉄製ワイヤ(直径約1センチ)の1本が切れていたことが、わかった。付近の震度は3程度だったとみられるが、タワーを管理する森ビルは、長周期地震動という周期が数秒から十数秒程度のゆっくりとした揺れにワイヤが共振して大きく揺れ、側壁の金具にひっかかったのが原因とみている。