06年度シーリング「仮置き型」に 上限額47.5兆円

政府は11日の閣議で、06年度予算の一般歳出の上限額を47兆5430億円とする概算要求基準(シーリング)を了承した。05年度(48.2兆円)より減らして歳出抑制路線を維持するものの、衆院解散・総選挙の結果次第では政権交代もありうる「前代未聞の状況」(財務省幹部)だけに、公共投資社会保障など大きな論議が予想される分野では、過去3年間の枠組みを踏襲する「仮置き型」となった。