骨董偽造し、聖書裏付ける遺物に イスラエルで5人起訴

イスラエル検察当局は29日、骨董(こっとう)品に手を加えて聖書の記述を裏付ける遺物を偽造し、売りさばいていたとして、収集家や業者ら5人をエルサレム地裁に起訴した。専門家の目をも欺き、一部はイスラエル博物館にも並んでいた。

偽造品の一つの骨壷(こつつぼ)にはアラム語で「ヨセフの息子にしてイエスの兄弟ヤコブ」という銘が刻まれ、キリストの兄弟のヤコブのものとされていたが、銘が偽造だったことが昨年になってわかった。