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ええと、ちょっと訳あって、ここに「マトリックス・リローデッド」のあらすじを
書きます。 明らかにねたばれになるので、これから映画を観るひとなどは
読まないでください。 僕も、一度しかみていないので記憶を頼りに書くし、
できるだけ正確に書きたいのと、むちゃくちゃ忙しいので何度かに分けて書きたい
と思います。
ふせんがわりに、[ネタバレ] とつけておくので、これを目安にしてください。
前回、「マトリックス」のラストシーンで死を超越し、仮想世界マトリックスで
超人的な力を手に入れた主人公ネオ=アンダーソン(キアヌ・リーブス)は、
仮想空間のガードプログラム、エージェント・スミス(ヒューゴー・ウィーヴィング)
の体を突き破り、空高く飛翔して行った.
マトリックス・リローデッドは、ネオが飛翔するシーンからはじまる。
眼下に広がる巨大な仮想都市の夜景を眺めつつ雲の上を飛ぶネオは、風にひらめく
黒いコートのうちポケットから、エージェント・スミスの体を突き破った際に
かすめとった通勤定期を取り出した。 区間などの文字は、件の「マトリックス文字」
(裏返しのカタカナのような字体)で書かれているため、観客には判読不能だが、
大写しになった定期の下に「エージェント スミス 47 サイ」と書かれているのがわかる。
好奇心にかられたネオはリアルワールドに戻り、モーフィアス(ローレンス・
フィッシュバーン)やトリニティ(キャリー・アン=モス)に、その定期を使って
みようと主張するが、二人は人の定期を勝手に使うことに強く反対する。
リアルワールドのホバークラフト「ネブカドネザル号」内でトリニティとの甘く、
悲しいつかの間のキスを交わしたネオは、抗いがたい好奇心と内なる啓示に導かれ、
反対を押し切って再びマトリックスの世界に侵入する。
最寄の地下鉄駅で通勤定期を取り出したネオは、一瞬のためらいののち、薄汚れた
エージェント・スミスの定期券を自動改札のスロットに差し込んだ。
そして、薄暗く蛍光灯が点滅する地下鉄の駅に、アラームが鳴り響いた。
続きます。 疲れたので寝ます。